ストレートパーマと縮毛矯正の違いについて

縮毛矯正とストレートパーマに違いについて、何が違うのか、どう違うのかを徹底解説致しますがまずはクセ毛とはどの様なものなのか?をご理解ください。

生まれ持って直毛ではなくうねっている形状を持つ毛髪状態のことを総称として一般的にはクセ毛と呼ばれています。
いくつかの種類がありますが下記の通りの種類が存在します。
口波状毛
口念転毛
口連珠毛
口縮毛
いずれも個人差があり乾燥度合い、立ち上がりが強い方(トルネード風)、波状が細かい方や大きい方などともかく色々なパターンに分かれます。
そこでこの悩みを抱えた方たちになんとか解決出来ないか?各メーカや個人的な研究者の方々が追求し始めたのがくせを伸ばす技術です。

縮毛矯正技術は何時ぐらいからできてどの様な技術なのか?

平成11年に高温整髪用アイロンの認可が下りてからスタートしていますこれはアイロン法に基づき技術開発が進んだものです。

それまではコールド式(ストレートパーマ)つまり薬剤反応プロセスでコールド・液体による酸化固定でしたがアイロンによる操作が加わることでクセ毛を真直ぐに熱により酸化固定する事が出来るようになりクセ毛の方には画期的な施術となりました。

ただしアイロンを伴う熱酸化にはどうしてもリスクが出やすい為にアイロン温度や時間など、細心の注意を必要とした上での使い方や薬剤についても放置時間や薬剤の種類、塗布の仕方などの使い方まで詳細に書かれていました。

しかし新しいものに関してはどうしても話題が先行され多くの美容室でトラブルを聞くようになりました。つまりまだ技術力がついていけないサロンが施術を行った為、矯正技術が世に出回り2~3年はメーカーやサロンでもかなり手探り感がありました。

現在でこそ専門店が出来ているので柔らかいく艶やかで傷みにくいようには技術提供できていますが、矯正専門店以外のサロンなどがサイドメニューなどたくさんのいいことばかりを書いたキャッチコピーを目にしますがやはり相変わらず縮毛矯正技術の失敗例が多くご相談を受けることが多々あります。

どうしてなのか?についてはちょうどカラーリングが自宅でできる、つまりホームカラーやハイトーンカラーが流行始めたりして、矯正がスタートした当初はまだカラーリング人口は少なく、今よりもアバウトに薬剤塗布してもそんなに損傷が起きにくいこともありました。

矯正技術がスタート当初は今までストレートパーマで伸びない方たちがご来店多少のダメージよりも少しでもくせが伸びればよいのではという風潮もありました怖い話ですが^^

とは言えどの様な髪質でも薬剤の反応自体を気を付けなければいけないのですが対象となる毛髪自体が全く違ってきたと言う事が挙げられます。

カラーリング毛はどうしても毛髪の構造自体を溶解して髪本来の強度が失われているために過剰に反応したりすでに流失している水分や脂質をどのように補うのかが現在縮毛矯正技術を提供する側の一番の課題となっています。

※余談ですがちょうど矯正技術が出始めたころからメディアではモーニング娘や安室ちゃんなど若い方のハイトーンカラーが流行し始めて明るいカラーリングは会社にお勤めするOLさんたちにも浸透して現在まで、今はもうカラーリングは当たり前の時代になっているのかなと思います^^

縮毛矯正技術のリスクについて

この様にクセを伸ばす技術はできるようにはなっていますが、年々カラー毛でも毛髪に負担をかけず柔らかく・ツヤを出すというのが現在のニーズ・課題ではあります。

カラーリング=縮毛矯正はダメージにつながりやすく仕上がりが悪いなどと言われアイロンが傷むなど世論が定着いまだにどんな技術が一番という言葉が中々伝わってきてはいません。

つまり100%ノーリスクという薬剤や施術方法はいまだに存在しないのが現実ではないでしょうか?natyでも必ず化学反応は起きているので毛髪内部に何もリスクがないという言葉は語ることはできませんが現在の矯正技術からするとエンパニ(保水技術)は遥にみなさまの期待に応えられる矯正技術の革命的技術ではないでしょうか。

ストレートパーマは何どうなっているの?

縮毛矯正との違いをよく求められますがおそらくネーミングがお客様にはストレート=真直ぐという言葉の感覚から抜けません。

今回の記事でも文中にありますが一般のパーマはコールドパーマと呼ばれていますがそこからの派生で液体だとどうしてもすぐに垂れてしまい毛髪に付着する時間を長くする為にクリーム状に開発し長時間毛髪に付着させることで薬剤反応を高めることに

始まりは1980年代初頭に出始めパーマを落とす目的で作られていたものがいつしかくせが伸びるなどかなり言葉の一人歩きが進んでしまいくせ毛の方たちにはただ傷むだけで何のメリットもなく現在に至ってるようです。

いかがだったでしょうかもっと書きたいのですが限がありませんので大まかに解説させていただきましたがみなさまの今後施術を受ける中での参考にして頂ければ嬉しいです。岩井