縮毛矯正と髪質改善技術との違い裏・表
今回は失敗しない為のビフォーアフターはお休みを頂きリクエストがや質問が多い髪質改善技術と縮毛矯正の違いについて記事の掲載したいと思います
皆さんは髪質改善技術と縮毛矯正の違いお判りでしょうか?
正直サロンの表現方法により意味合いが違って感じてしまうのではないでしょうか?
以前も記事として掲載を致しましたが改めてnatyのイワイが回答させて頂きます。
【お話の前にnatyより一言】
美容技術で一番大切なことはダメージに関わる条件を限りなく無くす事が大切です。
natyではこの条件を満たす為の施術ができるアクア保湿技術が有ります。
カラーリング・縮毛矯正などすべての技術に対応・オリジナルの保湿水(エンパニローション)を使用する貴女だけのパーソナル技術だから傷みを起こす条件を限りなく抑え施術出来るから日々のお手入れがらくちん髪の悩みから解放ぜひ一度お試し頂ければ幸いです。
こんにちはnatyのイワイです。
よろしくお願いします。
※髪質改善とは?
1)髪の質感をUPさせるつまり傷んでしまった髪を改善させる事を一番の目的としています。
※縮毛矯正とは?
1)髪が本来持っている毛髪形状(クセ)を化学的・物理的作用により形を変える事を目的としています。
下のお写真をご覧下さい。
髪質改善技術例
以前HP上で掲載しました髪質改善トリートメント技術の画像です。
このお写真で何か感じるものは有りますか?
髪質改善と縮毛矯正この2つの技術の仕上がりがストレートなので 髪質改善技術?それとも縮毛矯正?となるはずです。
それではもう少し深堀してみましょう
※髪質改善トリートメントで出来る事3選
1)PHや温度変化により毛髪内部成分に変化を起こす事が可能
( 毛髪状態によりストレート状に一時的に変化する場合がある)
2)油分・水分など毛髪内部成分のバランスを組み替えることが可能
3)過剰な薬剤変化によりできたダメージホールの修復を可能
(毛髪が受けたダメージを可能な限り補修すると言う事になります)
※縮毛矯正技術で出来る事
1)生まれ持った(クセ)を化学的・物理的作用を利用してストレートヘアーにする事
【ここからが裏事情】
本来髪質改善技術はダメージ修復目的トリートメントのはずでしたが・微妙にストレートになる事や施術時間・コストなどが縮毛矯正と同等になる為グチャグチヤに変化しているのが現状です。
皆さんの目にとまる綺麗な髪の状態を見せるにはストレートでツヤがある状態を作る事がうける為どの写真・動画もツヤだけを競うようになりました。
大手メーカーの製品は私達、美容師の手元に来るマニュアルもストレートのデザインなのです。
中にはアイロンで最終処理をして綺麗に見せている技術もあります。
その為にクセが伸びるのですか?となるのではないでしょうか?
ウェーブヘアーで髪質改善トリートメントの宣伝画像は無いのでは・・・
例えば上のお写真のショートヘアーの方の場合は薬剤によるダメージは特に酷いわけではなく少しだけ癖毛による広がりやパサつきでダメージ毛の様に見えます。
但しお客様ご本人からするとクセの認識がない方の場合傷んでいる?と考える方もいます。
この様なお客様の場合は現在の毛髪状態で一番相性の良い技術を提案その為には毛髪状態を理解そして縮毛矯正技術なのか?髪質改善トリートメント技術なのか?
正確な毛髪診断ができる美容師次第と言えます。
もちろんお客様の要望によりどちらかを選択・提案をしなくてはいけませんが美容師が正しい知識と毛髪診断が出来なければお客様に無駄のお時間と料金を頂く事になってしまいます。
natyではいつも言い続けていますが一度ダメージを作ると100%元の状態へは戻りません!
この事はすべての美容師が分かっているはずなのに・・・
なぜ?
髪質改善なら治る・・・?
大丈夫ですキレイに直しますなどの画像が続出していませんか?
特にシャンプー台での画像などウエットになっていれば当たり前ですが艶やかに見えます。
実際は乾かしてみてのお話ですよね!
一時的キレイに見えてもシャンプーすると数日で戻ってしまう事が多々あります。
もしくは乾かしたらパサパサ状態になっていたり・・・
ダメージ状況により変わりますがハイダメージ毛は親水性に変化してしまう為どうしても戻るのが早いのです。
つまり薬剤的な反応がないただの水に反応してしまうからです。
【下のイラストををご覧下さい】
ではダメージが有ってもなぜ髪質改善・縮毛矯正が出来ている髪もあるのか?
疑問ではないでしょうか?
要するにダメージに見えてダメージではなく癖毛やカラーリングや中途半端な縮毛矯正技術などの繰り返す段階で一時的な不結合を起こし再生させてあげる事が出来る状態なのです。
【上のイラストをご覧下さい】
再生できる?出来ない?毛髪内部構造のイメージ画像はこんな感じです。
空洞化している部分に関してはどの様な反応を行っても髪本来の状態には戻りません
しかし半分近く毛髪内部のたんぱく質が残っている部分に関しては薬剤の作用が可能です。
この空洞化部分が多くなるにつれ何を行ってもざるの様に補修成分が抜けてしまうのです。
復唱しますが・・・
つまり日々のシャンプーで濡らすとキューティクルが開き外部に流出してしまうのです。
反対に空洞化つまりダメージホールが小さく少なければ施術が可能になる分けです。
(反応する毛髪内部組織が残っているから)
【縮毛矯正編】
こちら下のイラスト画が縮毛矯正のメカニズムとなります。
1)クセが有りSS結合がつながっている状態
2)薬剤によりSS結合が切断されている状態
3)アイロン操作により熱酸化が行われストレートになりSS結合がキレイに再結合毛髪の波状もストレートに変化しています。
上の図の様に縮毛矯正は毛髪内部のSS結合に薬剤が働きかけアイロン操作により元の状態に結合が戻る事で下の写真の様にクセがキレイにストレートヘアーになるわけです。
ここまでお分かり頂けましたでしょうか?
つまりS-S結合が存在しない毛髪状態になると縮毛矯正やパーマなどの形を作ることができないことになります。
【例えば】
1)パーマにおいてはウェーブの形状がだらけて綺麗なカールが出来ない
2)キレイなストレートにならない、真っすぐになっても針金の様になったり硬くパサついたり最悪は薬剤が過剰反応を起こしやすい為ビビり状態に
この様に毛髪内部組織が溶解・流失を繰り返しダメージ毛になってしまう又なってしまった毛髪は再生が非常に難しいと言う事が言えるのです。
私たちはこの様な毛髪を不可逆毛とも呼びます。
下のお写真が例です。
左側の毛髪は水に濡らすとちぎれてしまいます。
対処方法はありませんのでカットしながら無くすことが一番の方法です。
右側の毛髪は毛髪内部結合がカラー剤に含まれるアルカリなどによりはたわみが起きている状態です。ただしこのたわみ状態でも薬剤反応が強すぎ縮毛矯正では治すことが難しい場合は髪質改善トリートメントの処理となります。
それでは話を少し戻して・・・
皆さんの今の髪の状態はいかがでしょうか?
ちょっと気になる方はチェックして見て下さい。
不可逆毛になる前には必ず毛髪が信号を出しています。
たとえば・・・
パサつき乾燥・癖がなくても広がりたわみが出ている・濡らすとペタペタする・ゴムの様に伸びる
このように必ず信号が出ています。
この信号を美容師が見落とさなければお客様のご要望がご来店時にご提供できる技術なのか?
判断しよりダメージを加速させ悩みを作り出す事がないと言えるのではないでしょうか?
皆さんいかがでしたでしょうか?
【今回のテーマのまとめ】
【natyでは縮毛矯正・髪質改善の対処は?どのようにしているのか?】
※縮毛矯正料金、時間のメリット・デメリットについて
・施術時間が必要・料金が高めの設定
※髪質改善トリートメント料金、時間のメリット・デメリットについて
・時間が早い・安価(サロンにより高単価料金店有)
※縮毛矯正・髪質改善トリートメント施術のメリット・デメリットについて
大きく分けて癖毛の強弱と過去の施術で出来たダメージ対処の2種類です。
そして物理的ダメージなのか?科学的ダメージなのか?により解決できる?出来ない?など対処方法が変わります。
1)弱いクセ・キレイに真っ直ぐに伸ばしたくない方・カラーリング繰り返しの施術でパサつき広がりが気になる方・過去の矯正部分のタワミなど
・対処施術・髪質改善トリートメント
2)弱いクセ~強いクセでクセ毛がコンプレックスの方・キレイに真っすぐ伸ばしたい方
・対処施術・美髪縮毛矯正
注)過去の縮毛矯正施術で起きた硬化状態によるパサつきについては熱処理をされている為,再生はどちらの技術を持ってもかなり難易度高いと言えますので回答は控えさせて頂いております。
いったん今回のテーマについてはこれで終了となります。
悩みがございましたらお気軽にメール・ライン等でご相談下さい。
※最後に一番はダメージを作らない事!つまりダメージに関わる条件を限りなく抑え施術をして頂く事が大切ではないでしょうか?
natyオリジナル保湿技術はデトックス、毛髪強化技術です一度お試しください。
naty/イワイ